荻窪の矢島塾 - 都立国立高校受験対策

都立進学重点指導校 都立国立高校について

2011年度には進学指導重点校指定以後で最多の難関国立大学合格者を輩出した都立国立高校。都立国立高校は、多摩地区で最高峰の高校である。全国有数の文教地区、その中でも美しい並木道で有名な一橋大学の正面に位置し、生徒たちは毎日一橋大学を眺めながら通学している。

都立国立高校の魅力

都立国立高校の受験を考える

【都立国立高校受験者平均 - 平成23年度】
 男女 国語65 数学51 英語67 計183

年度によって問題の難易度はかなり違うものの、都立国立高校の入試問題は、全般的に早慶の入試問題と同程度と考えられる。

高得点を取るためにたゆまぬ努力をすることはもちろん必要だが、目標点を設定してもなかなか実現するのは難しい。

そこでもっと実現性のある点数の積み上げはないかと考えると…

まず内申を上げるのが一番手っ取り早い。内申1点が当日点6点分に相当するのだから、難しい数学で一問解いたのと同じになる。

次は理社で、これは一般の都立入試と同じ問題なのでやるだけ確実に点数を積み上げることが出来る、90点を切ったならば合格は危ないと考えるべき。

【都立国立高校合格には、最終的に何点必要か。】

3科平均点183に理社180を足して、363点
363×1.4=508
内申45で265点
508+265=773点

都立国立高校の合格ラインは800点ぐらいが勝負所か。

西高校、日比谷高校でも検討したように毎年英数国の試験の難易度によって合格最低点も大幅に推移することが考えられるが、後述の「都立国立高校受験に対する矢島塾の取り組み」でも紹介するように、より安定した点数の積み上げが考えられるように検討していこう。

都立国立高校受験に対する矢島塾の取り組み

都立国立高校の自校作成問題に関して、まずすべての大問を解こうとするのは大変ストレスのかかることである。また受験勉強が楽しくなくなる。成功の最大のポイントは各教科に対して興味を持って楽しく勉強することではないだろうか。

ここは見方を変えて、「数学では最初の計算問題を確実に解くこと」を目標にしよう。都立国立高校では、毎年各6点配点の計算問題が5問出るので、ここを確実に解いて30点を獲得しよう。そして、「もう平均点の6割を稼いだ」とポジティブに考えたらどうだろうか。裏を返せば、「他の受験生もそんなには大問は解けていない」と、ここもポジティブに考えよう。

勝負の第一ポイント。それはこの「合格者が解けているであろう最初の計算問題を解けなかったら落ちる」ということだ。

次のポイントは各大問にある。問1・問2は、問3の導入になっている場合が多々あるので、これはなんとか正解したいものだ。この問1・問2は、しっかり勉強していれば型にはまった問題なので才能は要らないと思う。この方針で大問2・3・4に取り組もう。問1は各7点、問2は7点から13点と幅は広いが、問1はぜひ解きたい。最初の計算問題と大問各問1を回答できればもうすでに平均点に到達しているではないか。

もうこれだけ取れれば数学で不合格になることはない。数学の得意な生徒は問3・問4などにチャレンジしていけば良いが、これを解くにはセンスと才能がいると思う。数学が苦手な生徒はここにはこだわらない方が良いとアドバイスさせていただく。それなら得意の科目で稼ぐべきである。問題を解ける問題と解けそうもない問題に仕分けられる目を養おう。

結論は、「最初の計算問題を確実に解くこと」である。

国語、英語に関しても同じような見方で見ていくと、国語の漢字、文法などの知識事項、英語なら単語のスペル、文法などの基本的なものを落としたら合格はおぼつかないだろう。

矢島塾では、3年の夏までに全範囲を終了し、9月以降は自校作成問題に対応した高度な計算問題を中心に対策をしている。特に土曜日のハイレベル問題演習では、過去問を教材として特別授業を実施している。他の私立向け塾では2年までで全範囲を終えているところもあるが、矢島塾では前述したように、内申の重要性を特に意識していることもあり、1学期、2学期は内申アップに力を注いでいる。

早慶か都立国立か

医者になりたいのであれば、早慶附属を選ぶべきではない。早稲田には医学部がないし、慶應の医学部は内部でトップにならなければいけない。これは至難のわざである。医者志望の場合は、大学受験で学費の安い国公立大学の医学部を受験するのが良いだろう。

ここで医学部についてもう少しコメントしよう。全国の国公立医学部は全部で64校あり、旧帝大系とその他に分かれている。違いはズバリ2次試験の難易度だ。旧帝大系は最高難度の問題が出題される。これが解ける生徒はセンターが多少失敗したとしても、2次での逆転ゾーンがたくさんあるので、安心して欲しい。

その他の医学部は2次試験は標準問題となっているのだが、センターの問題が取れる生徒はこの問題も解けるので、逆転ゾーンは存在しない。逆に言うとセンターの得点順に合格していくことになる。センターで9割取れれば、全国64校中26校前後の医学部には、場所を選ばなければ入学できるはずだ。

また、奨学金については日本学生機構の「きぼう21」という制度があり、ほとんどの生徒が利用している。額も3万・5万・8万・10万・12万となっており、各家庭の経済状態を考慮して機構の方で額は決められるというシステムだ。

国公立医学部の学費は半期で26万円。やる気があれば、親がかりでなく生徒一人で医者になることが出来る。

理系希望の生徒は都立国立高校からの大学受験の道をお勧めする。早稲田大学や慶應大学といった私立大学は、理数系では国公立大学にまったく及ばないのが現実である。なによりも私立大学の理系は学費が非常に高くて負担であるし、研究環境も国公立大学に適わない。

何になりたいか具体的に決まっていない生徒は、大学の附属校を選ぶべきではない。私立大学では意外とない学部が多いからである。

早慶附属を合格辞退して大学入試で早慶大学に届かなかったらどうしようと心配する生徒は少なくない。しかし、私が知る限りそのような人はいない。その点は、安心してもらいたい。もちろん都立国立高校入学後もちゃんと勉強していることが前提である。

進学重点指導校トップ3校の大学合格者の比較

都立日比谷高校
都立西高校
都立国立高校
東京大学 37人 20人 14人
京都大学 7人 3人 6人
国公立医学部 16人 14人 10人
東京工業大学 10人 15人 12人
一橋大学 11人 8人 14人
北海道大学 5人 4人 2人
東北大学 2人 5人
防衛医科大学 6人 1人
東京医科歯科大学 3人
東京外語大学 8人 10人 9人
お茶の水女子大学 5人 6人 5人
筑波大学 14人 9人 6人
東京学芸大学 7人 6人 7人
早稲田大学 170人 155人 120人
慶応義塾大学 150人 84人 63人
上智大学 52人 42人 28人
東京理科大学 79人 71人 60人

合格者数を見るときには、何人多いとか何人少ないとかを見るべきではない。人数は所詮優秀な浪人生を何人ストックで持っているかということに過ぎない。重要なのはその学校の全体のボリュームと、どこを目指しているのかという全体像を感じ取ることである。



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